小説投稿サイトの乗り換え
ちょっと前まで、私はとある小説投稿サイトで活動していた。
物書きをやっているひとで知らないひとはいないだろう、超大手サイト。
自分が書いた小説みたいなもの(小説、と言い切ってしまうには抵抗がある代物)を投稿したり、ほかの作家さんの作品を読んだり。ほんとうに細々とだけど、いちおう数年間に渡って活動を続けていた。
でも最近、そのサイトのアカウントは削除して、ほかのサイトに乗り換えようかなと考えている。
私は定期的に、自分が書いた文章、さらには自分が存在した痕跡をネット上から消し去りたいという、謎の衝動に駆られることがある。過去にも小説もどきを消したり、ブログ記事を消したり、いろんなサイトの登録アカウントを消したり。恥ずかしいとか面倒くさいとか自己嫌悪とか、理由はたいてい、ネガティブな感情のごちゃまぜなんだけど、今回は「リセットしたい」というのが大きいと思う。
自分がここ最近書いた(書いている)文章に対して、ちょっと嫌だなぁと感じてしまう点がある。以前は「頭に浮かんだ情景を言葉にしたい」が書く動機だったけど、最近は「生きることに対して自分が感じているむなしさを、登場人物に代弁させたい」が強くなっていること。
メッセージ性が強いと言えば聞こえがいいけど、私の場合、ネガティブな感情を吐き散らかしているだけのように思う。少しでも気持ちをすっきりさせたくて、自分のなかの鬱屈したものを作品に詰め込んでしまった感。あと、物語のつくり方が変わったからか、風景や登場人物の動きをあれこれ想像しながら書く楽しさが、薄れていっている気がする。
活動場所を変えて心機一転して、以前の感覚を取り戻したい。
私は何年も活動しているわりに、文章を書くのがほんとうに下手で(ここまで上達しない人間もめずらしいと思う)、完全に自己満の趣味として創作を続けているのだけど、自己満だからこそ、せめて自分の納得のいくように書きたいなぁと思う。
とりあえず、今書きかけている作品は消そう。
そして、毎日疲れるなぁとか、むなしいなぁとか、そのへんの愚痴はこのブログで書くことにする(笑)
乗り換えるとしたら、どこのサイトにしようかな。……ごちゃごちゃ言って、結局ただの気まぐれっぽいなぁ、私。
書くのが遅い
興味を引かれたブログを、いくつか読んでまわった。
なんだか文章の上手い方ばかりで、ここって私みたいなのが利用していいところなんだっけと不安になった。と言いつつ、今日も投稿してるんだけど。
恥ずかしながら、私は小説のようなものをここ数年ぽつぽつと書き続けている。ペースは遅いし、数か月くらいなにも書かないことはざらにあるし、熱心に取り組んでいるとは言いがたいのだけど。とりあえず「続いている」だけで、私にしては上出来……だと思う。
小説のようなものを書くにあたって、一番の悩みは、執筆スピードが遅いことだ。
一文書くごとに、「この言いまわしってこれでよかったんだっけ?」と気になって、いちいち立ち止まってしまう。「なんか違和感あるような……?」とぐちゃぐちゃ考えて、むやみに文章をいじくってしまう。
それは今書いている程度のたわいない日記(雑記?)でも同じだ。大したことは書いていないのに、無駄に時間をかけている。
執筆速度を上げたければ、タイピングの速度を上げればいい。
そんな意見を、たぶん何度か、目にしたことがある。
その方法で執筆速度が上がるひと、すごいなぁと私は思ってしまう。
自分はきっと、タイピングの速度が今の倍になったとしても、
逆に二分の一になったとしても、執筆速度はほとんど変わらない。
指がどれだけ早く動いたって、タイプする文章を考える頭が
ぜんぜんそれに追いつかないから。
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ブログの文体って、これまた悩みどころです。
紙の日記帳なら間違いなく、今回の日記のような文体になるんですけど、
ネット上に投稿する日記って、読み手の方の目を意識してしまったりして。
(実際に読んでくださる方がいるかどうかは別として……!)
頭で考える速度に、指を動きが追いつかない。
そんな状態を経験してみたいです。